開所から２カ月が経過しました

６月１日にセンターが開所し、２カ月が経過しました。これまで24件の相談が寄せられ、うち14人の方が、ご本人の同意のもとで支援開始しています。14人の内訳は、男性8人女性6人。年代は10代から70代までと、多様な方々が集まっています。

開所以来、継続的に行っている椿葉洗浄のワークは、これまでに9人の方が参加されており、ほとんどの方が継続されています。７月からは、材料を持ち帰ってご自宅で作業することも出来るようにしており、１カ月で7,000円分ほどの作業をこなされる方もいました。70代後半の方も加わっていただいており、作業料を年金の足しにしつつ、世代間交流の機会創出にもなっているように思います。

交流機会創出やお小遣い稼ぎだけでなく、就労に向けた苦手克服のためのグループワークも徐々に形になってきました。相談にいらっしゃる方々だけでなく、センターのスタッフも一緒になって、お互いに学び合う機会になっています。

企業や他団体での就労受入も、７月から具体的にスタートしました。桜ライン311さんでお２人、ロッツ株式会社さんでお１人の方を、就労体験で受け入れていただいています。今のところは無償での体験ですが、先々は賃金も支給できるよう準備を進めています。

６月終盤より、引きこもりの方のご家族、および近隣の方からのご相談が増え始めましたが、最近になって少しずつご本人とお会いできるケースが出てきました。解決を焦らず、まず「ひとりで抱え込まなくてもよい」ということを、ご本人にもご家族にも感じていただければと思っています。

７月の初めに、センターに相談に来られた皆さんと種植えしたひまわりが、徐々に芽吹き、大きくなってきました。植えた時期が遅かったのでどこまで育つか分かりませんが、折を見て手入れしながら成長を見守っています。センターもひまわりと同じように、少しずつ成長していきたいと思います。