お知らせ
2年ほど前からセンターを利用している木下(仮名)です。
センターに相談する前の状況・課題
私は自分で行動することが出来ませんでした。重要なことは親に決めてもらい大体その通りにしてきました。このままではダメだと思った親は大学の就職活動の際自分で進路を決めるように言いました。しかし、私は何も行動できず、そのまま大学生活は終わり、就職活動をほとんどせずに終わってしまい晴れて無職のニートになってしまいました。それと大学を卒業する少し前、親に連れられて精神科にいきました。診断結果は伏せておきますが寝たきりになって死ぬといわれました。親はそれにショックを受けておりそのこともあり実家で過ごそうということになりました。
1年後、死にません、寝たきりになりません、生きています。別の症状で病院に行くことになりました。ついでに精神科にも行くことになりました。すると今度は何かの病気ですと言われました。具体的に何の病気かと親が聞いても何かの病気ですという答えが返ってきました。半年後、障害者の相談所みたいなところに行くことになりました(ちなみにここはユニバーサル就労支援センターじゃありません)。私の病名は社会不安障害ということになりました。なぜ、こうなったのかは割愛しますが、親が病名結局なんなんだと担当医に怒ったら、この病名になりました。
センターに相談した理由・きっかけ
しばらくして、コロナウィルスが世間では流行りだし、ほとんど家にいる生活が増えてきました。自堕落な生活を送るとともにこのままではいけないという思う気持ちも日に日に増していき、夜眠るときが怖くなり朝起きるとき心臓あたりに鉛がついたのように重く感じ涙出るというよくわかない状態になっていました。この辺のことはよく覚えておりません。その他いろいろあったのを思い出しながら書いたのですがきりがなくなりそうなのでこのくらいにしておきます。
上記のような状態が少し落ち着いてきたころ親がどこからか話を聞いてきて、このユニバーサル就労支援センターに行くことになりました。
センターにきて取り組んだこと
最初に行った時のことなどずいぶん前のことなのであまりよく覚えていないのですが、親身になって話してくれたような気がします。最初の頃のほうは、私自身あまりしゃべらないで親が会話してくれていたのですが、それを変えたほうがいいということになり、なるべく自分で考え自分で決めるようにしていこうということになり、なるべく、一人で来て決めるようにしていきました。親に完全に頼らないというまでにはなりませんが、なるべく自分自身で考えることが出来るようになりました。その後、様々な仕事を経験して自分に合った仕事を探していこうということになりました。そして、いくつかの職場で見学や体験などをして様々なこと学びました。同じ職場でも色んなひとがいて、働く理由も様々(楽しいと思ったから、食いっぱぐれないように、家族のためなど)であり、こうでなければならないとか、こうゆうふうに生きなければならないなどといったことはなく自分らしく生きていてもいいのだと思いました。
センターでは、他にも人とのコミュニケーションの練習に謎解きゲームみたいなものや、共同作業みたいなものも行いました。私は人との会話など苦手ですが、センターの人や会話が上手な人たちのおかげで楽しく行うことが出来ました。センターの職員の方々は堅苦しいような人ではなく、友人感覚に近く気軽に話しかけられる優しい人たちです。昔の話など聞いてみると面白いのでぜひ機会があったら聞いてみてください。励ましてくれたり、様々な提案をしてくれたりなどフォローもしっかりしてくれます。
現状と今後
現在いくつかのアルバイトをして生活をしています。親からは、どこかの正社員になってくれといわれていますが、アルバイトとして雇ってくれたのでしばらく(半年か一年くらい)このままでいようと思います。そして、しばらくして、まだ決められなかったら、またここにきて、相談に乗ってもらおうと思います。そんなふうに気軽に来れる場所なので、悩んでいる方がおられたらちょっとコンビニに行くような感覚で気軽に来ていただければいいと思います。
何気ないものがきっかけになったりするものです。私はここに来たことがきっかけでアルバイトにいけるようにまでなりました。この文章がなにかのきっかけになれたらいいなとおもいます。